友達のHちゃん、最近80才になりました。
椎間板ヘルニアの手術をして痛みは無くなったけど
まだ杖が無いと歩行が心配。
足のしびれがあり、「以前のようには動けない」
と嘆いていました。
そのHちゃんが話してくれました。
「自分の身体が思うように動かない。でも洗濯もごはんも作らなくちゃならないし
嫌になる。
この前、掃除機であちこち掃除してて、ソファの上にはさっきまで着ていた服、使ったタオル
新聞が散らばってるじゃん。
私が掃除機持ってソファに近づいた途端、いままでソファに座ってテレビ見てたお父さんが、すっと立って行っちゃった。
もーー私頭に来て、爆発しちゃった!」
「爆発した?Hちゃんが?いっつも優しくて控え目なH ちゃんが?」
「私「私が痛い足を引きづって掃除してるのに、自分の着た服やタオルくらい片づけろ!」
って洗濯物投げ付けて怒鳴っちゃった。」
「ワオー!」
「自分でもびっくりした。結婚して60年、初めて言いたい事言った。
ス――――っとした。」
「Hちゃん偉いねー!よく言ったねー!すごいなあ~」
Hちゃんは晴れ晴れとした顔でケラケラ笑って、なんだか自信に満ち溢れているようにも見えた。
60年も良く我慢したもんだ。
いい娘、いい嫁をやるのもいい加減にしないとね。
怒鳴られたお父さんはどうなったかって?
そりゃあもう大変よ。
何をどうしていいかもわからずHちゃんの後をウロウロウロウロ、、、
びっくりしたと同時に、言われて初めて気が付いたんだろうね。
だからやっぱり「思い」は言葉にしなくちゃ伝わらない。
意見は、爆発する前に小出しにしましょう!
小出しできるためには、普段のコミュニケーションが大切です。
いっしょに ゆっくり poco a poco
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