313歳のミーティング

定期の病院帰りの仲良し三人と私でモーニングミーティング。

 

四人で313歳!

 

一年前から骨を折っただの、ヘルニアの手術だの、腎臓の手術だの、誰か彼かが入退院していた。

 

入院前は80歳を過ぎても車で自由に移動していた二人は、退院後免許を返上した。

 

移動の足は無くなるは、筋力は落ちるはで自分の身体が自由にならない。

 

通院はしなきゃならないし、買い物もなにもかも誰かに頼まなくてはならない。

 

デイサービスを利用するようになる、お弁当を配達してもらう、一気に環境が変わる。

 

しかし、要介護5➡要介護2、要介護2➡要介助、素晴らしい回復力だ。

 

会話その1

 

「そりゃね、○○ちゃん(お嫁さん)はやることはキチンとやってくれるよ。朝ご飯にサラダ、目玉焼き

 

ごはん。だけど、私は固い目玉焼きは嫌い。半熟の柔らかいのがいいけど、そんなこと言えんでしょう?

 

それに、毎日毎日目玉焼きじゃ飽きる。たまにはパンでもいいのに、そんなこと言えんでしょう?」

 

             「そうだよね~言えんよね~。他人にはいい顔してるもんだから近所の評判

 

              良いけど、私には冷たいなあと思うことがある。どこもいっしょだね~」

 

 

会話その2

 

「私はもうこんなに回復したんだから自分でできることは自分でしたいのに、「ダメ」って言うだよ。

 

自分のものは自分で洗濯したいのに。お嫁さんに下着洗わせたくないから、紙パンツ使ってるだよ。

 

そんなことも言おうもんなら、水や洗剤がもったいないとか反論されちゃうもんだから言えないよ~。」

 

              「思うようにいかんね~。ほんとに。息子に言ってもお嫁さんをかばう

 

               もんね~。腹立つわ~」

 

会話その3

 

「私はデイサービスみんなが行けって言うけど、抵抗があって行けんわ。そのかわり日中暇だから昔の

 

事をずーーっと思い出してあーだこーだと考えてる。ほんとは大好きは人がいて、その人と一緒になりた

 

くてね~。お互い違う所帯を持っただけど、病気で入院してるって聞いた時、内緒でお見舞い行った。

 

まだ元気でお店をやってる時は、実家に行く途中必ずそこで買い物した。そうすると、奥さんがご機嫌な

 

なめになって奥へ引っ込んじゃってね~。」(あたりまえだわ!元カノなんかに会いたくないわなあ!)

 

               「あなたはいいわ~。じぶんで自由に食べて、好きな時にお風呂入って

 

                お菓子でもアイスクリームでも好きなだけたべれるじゃない。

   

                息子さんはちゃんと管理してくれるし、お嫁さんが何にもしなくても

 

                娘さんもいるし、いいわ~。」

 

 

「だけど、「おはよう」も「行ってきます」も「ただいま」をなーんにも会話がないだよ~。

 

さみしいよ~。そんなこと言えんしね~。」

 

 

 

三人が息継ぎもせず、お互いの話もほぼ聞かず、勝手にしゃべりまくって90分!

 

今日はここまで!

 

どんな思いでもその人なりのストレスは、やっぱりほんとにストレスなのだ。身体によくない!

 

どこかで吐き捨てるといい。

 

ちょっとは楽になるから、「前よりはマシ」になるから。

 

しかし、昔の人もなかなかやるもんだと思った。

 

会話その3、は浮気を告白してるようなもの。70年経ってもまるで昨日のことのように、、、、、

 

もう歳だから、とかは禁句!

 

それで元気になればオッケー!

 

どんどん昔を思い出して、脳を活性化してちょうだい!

 

お疲れ様!また行こうね!

 

※会話はかなり脚色あり

 

 

 

 

 

 

 

いっしょに ゆっくり poco a poco