5月初旬から中旬にかけて、インプラント治療している。
つい先日、インプラント治療をした翌日、趣味のコーラスがあった。
「どうしようかな、、、」おたふく顔だし、、、
あっ!マスクを顎まで下げればおたふくラインはセーフじゃん!
ということで、いつものように何気なく大声で歌う。
大きな声を出すのは気持ちがいい。
しかし、指揮者の先生が手を止めた。
「ちえみちゃん、マスク外して」
(ちなみに、私は「ちえみちゃん」と呼ばれている。)
バレたか!そりゃそうだ。マスクを顎に引っかけた姿は目に止まる。
「すみません、昨日インプラントしまして腫れています。マスクで失礼します。」
すると先生の態度は一変。(こんな時も私は面白いネタと思う。)
初めは私にちょっとイラッとしてたはずが、理由が分かった途端
「えー!昨日インプラントして、今日コーラスに来たの?偉いね~関心関心!」
私はメンバーに注目されるは、先生に褒められるわ、、、
さて、「ナラティブセラピー」という心理療法がありまして、よく「過去と他人は
変えられない、変えられるのは自分だけ」と言われますよね。
確かに、過去に起こった事実は変えられないです。
しかし、その事実をどう捉えたかによって、心は変わるんです。
先ほどの指揮者の先生。
マスクを顎に引っかけたまま歌ってた私を、注意せずモヤモヤしながらいたとしましょう。
「なんて失礼な!」「お行儀悪い!」「非常識な!」とか、怒りの感情がムクムク出てきて、私はすごーく悪い人になります。
ところが、理由を知った途端「昨日手術したのに来た熱心な私」「しんどくて歌えないかもしれないのに来た熱心な私」「マスクをしてでも歌おうとする熱心な私」
まあこんな感じでしょうか、、、
どうですか、マスクを顎に引っかけて歌う私の印象は全く違うでしょう?
指揮者の先生のモヤモヤも吹っ飛んだ。
カウンセラーはクライアントの態度、言動、すべてにおいて、「何か、そうせざるを得ない理由があるのだろう」という視点でお話を聴きます。
しかし、、、余談ですが、コーラスの休憩時間にわーーーーっとメンバーが私のところに寄ってきて、「大丈夫?」「昨日の今日で良くきたね~」「大変だね~」
と言われると思いきや
「いくらかかった?」「どこの歯医者さんでやった?」「支払い方法は?カード?現金?月賦は有り?」「手術って怖くない?」、、、、、、、
誰一人「大丈夫?」「頑張ったね」と労ってくれなかった 、、、、
厳しい現実、、、、これも事実( ̄。 ̄;)
いっしょに ゆっくり poco a poco
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