前回の「五月の気づき」に続き、ストレスへの「気づき」について。
自分ではっきりストレスを自覚できる人はまだいいです。
が、心や身体が悲鳴上げているのに気づかない人がいます。
あるいは、悲鳴を聞いているのにまだ頑張ってしまう人がいます。
ストレスをストレスと認知できないのかもしれません。
一言でストレスと言ってもいろいろで
状況や出来事、人間関係などさまざまです。
このストレスな環境をストレッサーと呼びます。
ストレッサーの中で、それをどう認知し、どんな気持ちあるいはどんな身体反応が
起こり、それによってどんな行動を起こすか(認知行動療法)は、気づかないと、
グルグルと回り続けて「ストレスの悪循環」を起こします。
「気づき」は本当に大事なんです。
今日はまず、ストレッサーを可視化することからやってみましょう。
たとえば、
「家の中が足の踏み場もないほど散らかっている。子供はおもちゃを片づけない。
洗濯物はソファーに山積み、床にはホコリのわたがふわふわ舞う。
夫は残業を言い訳に家事を手伝ってくれない。
それどころか、「この汚い部屋なんとかしろ、一日何をやってるんだ」「お前のしつけが悪い」とか文句ばっかり。
私は主婦としても、母としても失格だなと思うと悲しくて、ますますやる気が起きない。」
はい、ここで気を付けることは、ストレッサーは「具体的であること」
「客観的であること」主観や憶測は取り除きます。
では、上記の中からストレッサーを抜き出してみましょう。
*家中が散らかっている
*子供がおもちゃを片づけない
*洗濯物がそのままになっている
*床にホコリがたまっている
*夫が家事を手伝ってくれない
*夫が家事の仕方や子育てのことで意見する
出来ましたか?
自分が「何で悲しくてやる気がなくなっているか」を考える「始めの一歩」
まず、これがストレスへの「気づき」です。
長くなりますので、つづきは次回
いっしょに ゆっくり poco a poco
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